Windows 8のハードウェア要件認定を取得した製品はまだ少ないが、既存のPCを使ってもタッチ操作対応ユーザーインタフェースを利用することができる。
タッチ操作対応ユーザーインタフェースを大きな特徴とするWindows 8。企業のIT担当者はこれを生かすために、まずは既存の端末をマルチタッチ対応にする方法を検討すべきではないだろうか。これには「タッチパネルディスプレーを追加導入する」「既存のタッチ操作非対応のディスプレーを、タッチパネルディスプレーに置き換える」「マルチタッチ操作を実現するポインティングデバイス、またはデバイスドライバを導入する」という3通りのアプローチがある。
まず、「タッチパネルディスプレーを追加導入する」「既存のタッチ操作非対応のディスプレーを、タッチパネルディスプレーに置き換える」方法はデスクトップPCに向いている。ディスプレーと本体が一体化しているノートPCと違い、デスクトップPCは必ずしもディスプレーと本体が機械的につながっているわけではないためだ。
ただし、この方法は高くつく可能性がある。例えば、米3Mの18.5インチのマルチタッチディスプレー「M1866PW」(解像度1366×768)は1100ドル以上で販売されている。同シリーズの22インチモデルは1400ドル、24インチモデルでは1650ドルとなる。Windows 8のハードウェア認定要件を満たしたWindows 8ロゴ入りのディスプレーは依然として高価だが、2012年の年末か2013年初頭には各メーカーが製品市場に参入し始め、価格も下がってくるだろう。
3つ目の「マルチタッチ操作を実現するポインティングデバイス、またはデバイスドライバを導入する」方法としては、タッチ操作対応のマウスを利用するパターンがある。デスクトップPCで使う場合、Microsoftから100ドル以下の興味深い製品が幾つか提供されている。例えば、「Microsoft Touch Mouse」と「Microsoft Wedge Touch Mouse」は、Windows 8アプリケーションの開発ガイドラインで規定されているジェスチャーの定義に対応しており、基本ジェスチャーを全てサポートしている。「デスクトップモード」でWindows 8を操作する際には、タッチ操作非対応の通常のマウスとして使うこともできる。
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