アプリケーション仮想化とはどのような技術で、どのような場合に有効か。専門家のアラステア・クック氏が解説する。
仮想デスクトップとリモートデスクトップがIT環境に浸透し始めると(モバイルデバイスは言うまでもなく)、IT管理者はエンドユーザーにアプリケーションを提供するための新しい方法を模索するようになった。ここで検討する価値のある1つの方法はアプリケーション仮想化である。
アプリケーション仮想化には、リモートアプリケーションとストリーム配信のアプリケーション(以下、アプリケーションストリーミング)がある。リモートアプリケーションは、クライアントデバイスではなくリモートサーバ上で実行される。一方、ストリーミング配信のアプリケーションの場合は、アプリケーションはローカルコンピュータ上で実行される。一部のコンポーネントだけをダウンロードし、ネットワーク接続がなくても動かすことが可能だ。
こうしたアプリケーション配布方法には幾つか利点がある。例えば、IT部門のプロビジョニングコントロールの強化、システムの一元管理、パッチ適用やアップデートの容易さなどだ。しかし、必ずしも全てのアプリケーションがリモートやストリーミングで機能するわけではなく、管理者はしばしばネットワーク帯域幅の問題などに直面することになる。
ここでは、アプリケーション仮想化がどのように機能し、どのような場合に有効か、専門家のアラステア・クック氏が解説する。
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