大規模なアプリケーションを支えるデータベースは、ログやイベントデータが多くのトラフィックを占める。こうしたデータ量増大にも耐えられるデータベースを構築するにはどのような仕組みが最適か。
Webサイトやアプリケーションのバックエンドデータベースが大規模になり、使用率が上がったら、膨大なトラフィックでアプリケーションが使用不能になるかもしれない。アプリケーションアーキテクトと開発者は、そうなる前に、データベースのスケーリング方法を迅速に見いだす必要がある。
アプリケーションが使用不能になることを防ぐ最良の方法の1つは、最初から大規模化を想定し、全てを単一のデータベースに保存しないようにすることだ。データを複数の論理的なグループに分類し、機能別に分離したデータベースにそれらを保存することで、将来の拡張がより容易に行えるようになる。
適切に設計されたアプリケーションは、エラーを処理し、ユーザーにエラーを表示するだけでなく、エラーログをデータベースに記録することもできるはずだ。また、現在では多くのWebサイトが、訪問者がどのようにWebサイトを使うか(何をクリックするかなど)を追跡している。このため、アプリケーションがデータベースに保存しなければならないイベントがたくさんある。
これらのことから、大規模で使用率の高いアプリケーションでは、データベースに何百万行ものデータがどんどん蓄積されていく可能性がある。
ビジネス用のアプリケーションは、こうしたイベントデータやログデータをアプリケーションの稼働を支えるデータベースに保存していることが多く、データベースの大規模化の大きな要因となっている。こうしたデータの保存は、データベースをホストしメンテナンスするために必要なコストを増大させてしまう。
ログデータやイベントデータと、データベースアプリケーションで使われるデータとを分離すれば、以下のようなメリットが得られる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...