Windows XPから逃れられない本当の理由迫るサポート終了

Windows XPのサポート終了が迫る中、ユーザーのWindows 7、8への移行の動きが鈍い。問題となるのはOS自体の移行ではなく、周辺アプリケーションの対応だと指摘する声がある。

2013年04月30日 08時00分 公開
[Diana Hwang,TechTarget]

 Windows XPからの移行が簡単な作業でないことはよく知られている。米Microsoftは移行計画の妨げとなる「既知の問題点」を顧客が検討しないことを最も恐れていると、同社のソリューション担当であるボブ・リンカビックス氏は話す。「ユーザーは最も作業を要するアプリケーションを洗い出す必要がある」

 米国ボストンで開催された同社イベントで、Microsoftは「ITの意思決定者は戦略計画を策定し、アプリケーションを新しいOSに移行することを考える必要がある」と述べている。

 確かに2014年4月8日にMicrosoftがWindows XPとOffice 2003のサポートを終了してしまうと、エンドユーザーには問題が起こる。例えばバグ修正やセキュリティパッチがWindows XPには提供されなくなり、デスクトップやラップトップのWindows XPはセキュリティ上の脅威にさらされやすくなる。

 しかし、Windows XPからの移行に関心を持つユーザーは多くないのが現状だ。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...