ワイズマンが複数の事業所や多職種のスタッフにおける介護サービスの利用者情報の共有を支援するWebサービスを提供開始。スタッフ間の事務連絡、経験の浅いスタッフへのアドバイスなどにも利用できる。
ワイズマンは8月26日、介護スタッフの情報共有サービス「wiseman connect」を提供開始した。介護の現場におけるスタッフ間の事務連絡や意見交換などをリアルタイムに行うことで質の高い介護サービスの提供につなげられるという。
wiseman connectの開発経緯について、ワイズマンの福祉事業本部 商品開発室 室長、伊藤宏光氏は「80社以上のユーザーへのヒアリングを基に開発した。1人の利用者に対して複数の事業所や多職種のスタッフが関わる“チーム介護”を支えるサービス」と説明する。また、事業所によってIT設備が異なったり、スタッフのITスキルの違いがある現状を踏まえて「機能を限定し、誰でも簡単に利用できるシンプルなサービスなるように心掛けた」と語る。
wiseman connectは、インターネット接続が可能なPCやタブレット、スマートフォンなどで利用できるWebサービス。wiseman connectでは、スタッフごとに割り当てられたIDとパスワードでログイン。ホーム画面には共有したいスケジュール予定が表示され、担当する利用者の情報を検索できる。
主に以下の3つの機能を提供する。
wiseman connectでは、利用者ごとに入力・閲覧などの設定を行う。また、事業所ごとにスタッフの追加・利用停止の管理ができ、3段階のユーザーの操作権限を設けている。
「wiseman connectを利用することで、利用者の最新状態の共有、スタッフ間のタイムリーな事務連絡、経験の浅いスタッフへのアドバイスが可能になるなど業務改善にもつなげられる」(伊藤氏)
サービス月額利用料金はスタッフ人数によって異なる。3アカウントまでは1000円(1事業所当たり。初月は事務手数料が別途2000円掛かる)。まずは、同社の介護事業所向けASPサービス「ワイズマンASPサービス」のユーザーが対象となり、専用Webサイトから申請することで利用可能。将来的にサービスを拡大する予定で、同社は2014年末までに3600事業所での利用を目標に掲げている。
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