患者の高齢化や介護との連携により、患者宅での診療の機会が今後増えると予想される。そうした在宅医療の支援機能を提供する電子カルテを紹介する。
2006年の「在宅療養支援診療所」制度設立を受け、2009年の在宅患者数は2006年から11万人増の19万4000人にまで拡大した。高齢化に伴い、その数は今後さらに増加すると予想される。医師にとって患者の自宅や外出先で診療する際には、いつでもどこでも患者情報にアクセスできる仕組みが求められる。
グローバルソフトウェアは2011年9月、在宅診療支援にも対応するクリニック向け電子カルテ「イージーカルテWeb2.0」を提供開始する予定だ。その特徴として、同社の営業本部 医療営業部 部長 阿藤知憲氏は「クラウド型電子カルテ」「iPadなどのモバイル端末対応システムとの連携」「在宅診療の支援機能」の3点を挙げている。
いつでもどこでも使えるASP型電子カルテ「セコム・ユビキタス電子カルテ」
使いやすさにこだわった電子カルテ「SimCLINIC T3」
モダリティとのデータ連携に強みを持つ電子カルテ「TOSMEC TRINITY」
Mac OS/Windowsの混在も可能な電子カルテシステム「MindTalk」
将来の地域医療連携にも対応する電子カルテ「HOPE/EGMAIN-CX」
紙カルテからの段階的導入が可能な電子カルテ「AI・CLINIC EV」
カルテ表示のスピードが速いMac OS専用電子カルテ「WINE STYLE」
SaaS形式でも活用できる低コスト電子カルテ「DolphinPro」
診療所のIT化を統合的に支援する「Doctor-SEED i」
電子点数表チェック機能を活用できる電子カルテ「Medicom-HR II」
イージーカルテWeb2.0は、電子カルテやオーダーリング、医事会計機能などをインターネット経由で利用するクラウドサービス。サーバの購入や運用に掛かるコストを削減したり、震災・火災などの災害時におけるデータ紛失のリスクを軽減できる(関連記事:先進病院が進める「医療クラウド」構築事例)。また、日医標準レセプトソフト「ORCA」とデータ連携が可能で、ORCAを既に導入済みの場合はそのまま継続利用もできる。
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