レガシーユーザーも飛びつく「ばら売りクラウドUC」の納得度UCのクラウド化はこれで進むか?

ユニファイドコミュニケーション(UC)のクラウドサービス「UCaaS」。多くのユーザー企業がUCインフラのクラウド移行にためらう中、UCaaSは普及するのだろうか? 鍵は機能の“ばら売り”にある。

2013年09月03日 08時00分 公開
[Gina Narcisi,TechTarget]

 クラウドベースのサービスは、低リスクかつ導入してすぐにメリットを享受できることから、採用する企業が増えつつある。例えばクラウドストレージを利用すれば、より優れたデータ管理が実現でき、いつでもどこからでもデータへアクセスできるようになる。ただし、企業にとって不可欠な電話通信(テレフォニー)とユニファイドコミュニケーション(UC)のインフラに関しては、まだクラウドへの移行に慎重な企業が多い。

 クラウド形式のUCサービス(UCaaS: Unified Communications as a Service)のベンダーは、顧客が既に導入しているインフラとUCaaSとの連係方法を探り、顧客の基本的な業務ニーズに合った販売戦略を打ち出す必要がある。「オンプレミスのUCシステムを導入済みの企業は、こうしたシステムをいきなり手放したりはしないはずだ」。米Current AnalysisでUCとコールセンター分野を担当する主任アナリストのケン・ランドライン氏は指摘する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news043.jpg

AI導入の効果は効率化だけじゃない もう一つの大事な視点とは?
生成AIの導入で期待できる効果は効率化だけではありません。マーケティング革新を実現す...

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...