iPadが火を付けた“タブレット”ブーム。企業への導入に当たっては、ユニファイドコミュニケーションへの全般的移行という枠組みの中でとらえるべきだろう。
タブレットPCは1980年代から市場に出回っているが、これまでは決して目立つ存在ではなかった。しかしiPadの登場で、タブレット端末は一気にITの表舞台に躍り出た。タブレットは、スマートフォンとノートPCとの間に漠然と存在するすき間を埋める製品だが、タッチスクリーン技術に依存するという点ではスマートフォンに近いといえる。
しかし携帯端末の例に漏れず、最初に登場する製品はコンシューマー市場のニーズに狙いを定めている。これは企業に2つの難問を提起する──「ユーザーはどのようなタブレット端末を仕事で必要とするのか?」そして「タブレット端末をどのようにモバイルUC(ユニファイドコミュニケーション)戦略に組み入れるのか?」という問題だ。
この半年の間に、スマートフォンメーカーやノートPCメーカーからタブレットに関する発表が相次いだ。「開発意向」の発表もあれば、実際の製品(下表)の発表もあった。発表された製品の多くは2011年にリリースされる予定だが、企業がこれらの製品の登場に備えるのは現時点でも早過ぎることはない。タブレット導入計画で最も重要なのは、この新プラットフォームがユーザーの3つの“C”(コンピューティング、コミュニケーション、コラボレーション)の生産性を向上させるのを支援する準備を整えることだ。
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