ブイキューブは、タッチパネル搭載PCに2年間のWeb会議サービス利用ライセンスをセットしたオールインワンタイプのWeb会議専用端末を発表した。
ブイキューブは10月13日、タッチパネル型PCとWeb会議システムを組み合わせたオールインワン型のWeb会議専用端末「V-CUBEセンター」を発表した。初期費用と2年間のサービス利用料をバンドルした価格は50万円程度になる見込み。11月1日に発売する。
V-CUBEセンターは、Web会議専用アプリ「V-CUBEミーティング」をプリインストールしたPCに初期費用および2年間の利用料をバンドルした、オールインワン型のWeb会議端末として販売する。PCにはレノボジャパンのマルチタッチ対応23インチディスプレー一体型モデル「ThinkCentre M90z All-In-One」を採用。サンワサプライのマイクを標準装備するが、ヤマハのエコーキャンセラ機能搭載マイクスピーカーもオプションで提供する。また、販社が独自に別の端末をキッティングして提供することも想定しているという。
同社代表取締役社長の間下直晃氏は、専用端末を提供する理由について「通常のPCの場合、ログイン処理したりカメラ、ヘッドセットなどの周辺機器を接続したりする手間が掛かる。電源を投入すればすぐに使い始められる製品によって、Web会議へのネガティブなイメージを覆せる」と説明した。端末とライセンスをセットした方が販社が製品を売りやすいメリットもあるという。企業の会議室での用途のほか、教育機関での利用を見込んでいる。2011年度の売上目標は300社導入で3億円。
ブイキューブは10月より組織体制を変更し、新たに「ソリューション本部」を立ち上げるなど、Web会議の新しい利用形態を提案するサービス企画開発に力を入れているという。さらにマレーシアやタイといった東南アジア地区に拠点を設置、韓国・中国などの有力ISPとの提携を進めるなど海外進出も今後の重点課題だとしている(関連記事参照)。
「われわれが考えるビジュアルコミュニケーションの用途はWeb会議にとどまらない。“気付いたらビジュアルコミュニケーションをしていた”という、自然なコミュニケーション環境作りを目指す」(間下氏)
また、同社ではAndroid搭載端末やiPhone、iPadでのV-CUBEミーティングの利用をサポート済み。サービスの開拓だけでなく、スマートフォンやタブレット型端末などマルチデバイスへの対応も進め、持ち運びでWeb会議の利用機会自体を増やしていく考えだ。
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