2010年06月22日 07時30分 公開
特集/連載

モバイルユニファイドコミュニケーション入門 PART3企業の生き残りの鍵となるUC+モバイル

モバイルUCの導入効果を紹介する本連載。最終回では、モバイルUCの機能を実装するための具体的な製品を主要な要素に基づいて見ていく。

[Michael F. Finneran,TechTarget]

 本連載の1回目2回目では、ユニファイドコミュニケーション(UC)の定義とそのメリットを明らかにするとともに、固定・携帯融合(FMC)およびモバイルUCソリューションについて解説した。最終回となる今回は、これらの機能を実装するための製品を見ていくことにしよう。

 UC市場、特にモバイルUCの市場は急速に拡大しつつあり、驚異的な勢いで次々と新しい機能が追加されている。このため、本稿では各製品の個別機能は取り上げないことにする。そういった分析は、すぐに時代遅れになってしまうからだ。また、一般にモバイルUC技術の価格はほかの機能との関連で設定されているため、モバイル機能の価格だけを抽出するのは不可能に近い。そこで本稿では、サプライヤーの主要カテゴリーおよび各カテゴリーのサプライヤーが提供している一般的機能を示すとともに、注目すべき機能の幾つかを紹介したい。

モバイルUCの要素

 モビリティーのメリットは広く認識されており、広範なモバイルUCソリューションが選択肢として存在するというのは喜ばしいことだ(もちろん厄介なことでもある)。モバイルUCソリューションには、3つの主要な要素が含まれる。

UCプラットフォーム

 ディレクトリ、統合型プレゼンスアプリケーション、API、各種のコミュニケーション機能とデータ共有機能にアクセスするためのユーザーダッシュボードで構成される。

モバイルネットワークインフラ

 UCソリューションを運用するための無線ネットワーク(携帯ネットワークまたはWi-Fi、あるいは両者の併用)で構成される。Wi-Fiと携帯ネットワークとの間でコネクションをハンドオフするソリューションの場合は、機能連携のためのモビリティーコントローラーが必要になる。

モバイルクライアント端末

 モバイルUCソリューションでは、ベンダーが提供する専用のクライアントソフトウェア製品を搭載したスマートフォンを使用するため、ユーザー用端末の選択肢が限られる。モバイルUCベンダーがサポートしていない端末にユーザーが慣れてしまっている場合、これは重大な問題になる可能性がある。

ITmedia マーケティング新着記事

news040.jpg

TikTokは若者よりむしろ大人にこそ向いているかもしれないと考えられる理由
TikTok For Businessが「X世代白書〜理由が必要なX世代へ、架け橋を。〜」を発表。若者向...

news084.jpg

2021年の国内動画広告市場は前年比142.3%の成長、コロナ禍の落ち込みから反転――サイバーエージェント調査
インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額推計とこれからの市場規模推...

news053.jpg

対Amazon包囲網も? ポストCookieにおけるCriteoの勝算
Criteoが3億8000万ドルでIPONWEBを買収する。サードパーティーCookie廃止はアドテク企業...