CIOを対象に、クラウドコンピューティングに関する動向と懸念について世界的に調査した結果、回答者の80%近くがクラウドの「見えないコスト」を懸念していることが明らかになった。
クラウドでの複雑なバックアップとリカバリ、不十分なクラウドのストレージ容量、従業員によるクラウドサービスの勝手な使用などは全てクラウドの「見えないコスト」を生み出す。
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この調査は米Compuwareが委託しReserch in Actionが実施したもので、結果はホワイトペーパーとして公開されている。それによると、CIOはクラウドサービス関連の管理についても懸念を感じていることが示された。CIOがIT管理の観点から挙げた最大の懸念事項は、以下の通りである。
クラウドベースアプリケーションのパフォーマンスを適切に管理しなければ、コストが増大し、クラウドの潜在的なメリットをフルに実現できないことがこの調査で示されている。
しかし、本調査によるとCIOはクラウドサービスの使用に不安はあっても、クラウドを長短期共に最優先の投資対象としている。また、パブリック、ハイブリッド、プライベートクラウドの統合も、今後5年間のクラウド分野での最も重要なトレンドと見ている。
CompuwareのAPM事業部の最高情報責任者、ベルント・グライフェニーダー氏は、「クラウドの導入がCIOの優先事項のトップであるということは、クラウドサービスが実現するアジリティ、柔軟性、迅速な価値実現にプラスになると企業が考えているのは明らかだ」とコメントしている。
しかしこの調査では、パブリック、ハイブリッド、プライベートクラウドの統合によって、IT環境の管理と監視はますます困難になることが示されている。現在では、ユーザーアプリケーションの提供にさまざまなクラウドサービスおよびプロバイダーが利用されているため、ユーザーに提供するサービスをIT部門が全面的にコントロールできなくなり、管理の問題が生まれている。
「CIOは、クラウドとサードパーティーのサービスがユーザーエクスペリエンスに与える影響を十分に考慮すべきだ」とグライフェニーダー氏は話す。
また、この調査ではビジネスクリティカルなアプリケーションにクラウドを利用するケースが増えていることも明らかになった。
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