オンラインよりも実際の店舗の方が衝動買いをしやすい。そのきっかけになるのは店舗に実装されたテクノロジーだ――。欧州で行われた調査結果からは消費者のニーズに合う“理想の店舗”が見えてくる。
液晶画面付きのショッピングカートを見たことがある消費者は7%しかいないが、そのうち81%がそのショッピングカートを使用している。また、14%の消費者がスマートフォンで価格比較アプリを見たことがあり、そのうち85%がそのアプリを使用している。
印Infosysが実施した欧州の店舗販売に関する調査によると、消費者はオンライン(6%)よりも店舗(68%)の方が衝動買いをする可能性が高いことが明らかになった。
2013年8月に英国、フランスおよびドイツで2250人の消費者と75店舗の大手小売業者を対象に実施した調査によると、消費者は、デジタルのチャンネルではブランドと接触することは望んでいないことが判明した。小売業者のFacebookページ、Twitterのプロファイル、Webサイト、ニュースフィードなどの影響を受けた消費者は30%に満たない。
この統計データから、小売業者はオンラインサイトではなく、店舗のフロアへのテクノロジー導入に注力する必要があることが分かる。
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