セール中はセキュリティ対策を後回し 小売業界の危ない慣習とは「ホリデーITロックダウン」は改めるべき

小売業者の多くは総力を挙げるセール期間中、情報セキュリティ対策をないがしろにしたり、無視したりすることさえあるという。パフォーマンス向上のためにセキュリティを犠牲にするという考えは改めるべきだ。

2014年02月05日 08時00分 公開
[Brandan Blevins,TechTarget]

 米小売大手のTargetは2013年12月、大規模な情報流出が発生し、買い物客のクレジットカードとデビットカード約4000万枚の情報が被害に遭ったことを明らかにした。この事件は、小売業のセキュリティ対策の重要性を浮き彫りにした。だが専門家によると、小売業者の多くは、総力を挙げた年末商戦期間中、情報セキュリティ対策をないがしろにしたり、無視したりすることさえあるという。

 全米小売連盟によると、小売業者の中には年末商戦の売り上げが年間売り上げの20〜40%を占めるところもある。この商機を捉えるためにはITシステムを円滑に運用しなければならない。

システムへの変更が一切許されない「ホリデーITロックダウン」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...