2014年05月21日 12時00分 公開
特集/連載

iPadとデジタルペンが生む「児童の“頭の中”を丸見えにする授業」とは?世田谷区立砧南小学校のIT活用授業を紹介

授業でのIT活用が進むが、紙に書く作業の重要性は失われていない。その「筆跡」をデータ化したら、どのような授業が可能になるのか。デジタルペンやiPadを活用する世田谷区立砧南小学校の実践から探る。

[神谷加代]

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 鉛筆で紙に書くのと同じような感覚で使える「デジタルペン」。ボールペンと同じような形状の本体にセンサーを内蔵し、書いた文字や絵を画像ではなくストローク(筆跡)データとして保存するのが特徴だ。書いたものを書いた順番通りに再現できるので、問題をどう解いたか、どこでつまずいたかなどが分かりやすくなり、学習者の思考過程を可視化するのに役立つ。

 こうしたデジタルペンのメリットを授業で生かしているのが、東京都の世田谷区立砧(きぬた)南小学校の菊地秀文教諭だ。同氏は、特定非営利活動(NPO)法人の教育テスト研究センター(CRET)からの研究委託で、デジタルペンの教育利用に取り組む。米Appleのタブレット「iPad」、付せんを送り合いながらグループディスカッションができるソフトウェア「XingBoard(クロッシングボード)」も授業で活用する。

 デジタルペンとiPad、そしてXingBoard。この3種のIT製品を使った授業とはどのようなものなのだろうか。同校で2014年3月に取材した、6年生の社会科の授業の様子をリポートする。

話し合い:デジタルペンとiPadが議論を促進

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