「iPhone 6 Plus」をはじめ、5.5インチ以上のディスプレーを搭載した“大画面スマホ”が支持を集めている。ユーザーが便利に思っていることとは? 5つの理由を挙げる。
「ファブレット」は生まれては消えていく流行語の1つで、何とも奇妙な造語だ。だが、今日では何でも大きいことが普通になっている。ほんの2年前に大きいといわれていた最上位機種は、現在では進化して大きくなった機種の「コンパクトな」バージョンと考えられている。また、大手スマートフォンメーカーでは、従来のスマートフォンと小型タブレットの中間サイズのデバイスが大きく売り上げを伸ばしている。米Appleの動向は、良くも悪くも世界のテクノロジーに関する嗜好を左右する。そのAppleが「iPhone 6 Plus」で大型化の流れに便乗した。その結果、次に購入するスマートフォンの候補として、大型スマートフォンを真剣に検討するユーザー数はうなぎのぼりに増えている。
本腰を入れて考えると疑念が強まる。ファブレットの購入を検討するユーザーは「サイズが大きすぎやしないか」という疑問を持つかもしれない。そう感じる人がいても無理はない。ファブレットがズボンのポケットにぴったり収まることはないからだ。ただし、高性能のスマートフォンに乗り換えることを検討している多くのユーザーは、ファブレットを選択肢の候補から外さないのが賢明だろう。本稿では、その理由を示す。
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