SSDの謎、リプレースしても遅いままなのはなぜかシステム全体だと性能向上せず

SSDによりデータセンターのパフォーマンス向上が期待できるが、IOPSの高さや待ち時間の短さがネットワークのボトルネックになる可能性がある。そのためシステム全体ではパフォーマンスが向上しないケースもある。

2015年10月08日 08時00分 公開
[TechTarget]
ピュア・ストレージ・ジャパンはオールフラッシュストレージアレイの新機種「FlashArray//m」(TechTargetジャパン記事「オールフラッシュアレイのリリースラッシュが到来した2015年6月」から)《クリックで拡大》

 データセンターはストレージのパフォーマンスを向上するために、ソリッドステートディスク(SSD)のストレージを実装している。だが、ストレージのパフォーマンス向上と引き換えに、ネットワークに潜在的なボトルネックを引き起こしている。

 柔軟でスケーラブルなデータセンターネットワークは、SSDストレージの膨大なIOPS(1秒当たりのI/O )とサーバベースのストレージアクセラレーターを処理できなければならない。ほとんどの場合、これはソフトウェア定義ネットワーク(SDN)に対応する必要があることを意味する。新しいテクノロジーがパフォーマンスを改善しても、インフラ内にある別の場所で新たなボトルネックが発生する。これはデータセンターのアーキテクチャと設計について企業が長年抱える問題だ。

ITmedia マーケティング新着記事

news119.jpg

ネスプレッソ幹部に聞く「マーケティングとサステナビリティーは両立可能か?」
Marketing DiveはNespresso USAでマーケティング担当バイスプレジデント兼サステナビリテ...

news028.jpg

生成AI活用の成否を決める「プロンプトエンジニアリング」 知っておくべきポイントとは?
マーケティング領域で進む「AIシフト」に取り残されないため、どうすればいいのか。今回...

news124.jpg

マーケティングを「リアルタイム」に進化させるために何から始めればいい?
2024年9月に米ラスベガスで開催されたBrazeの年次イベント「Forge 2024」の会場で、同社...