教育機関で関心が高まる「アクティブラーニング」にITを生かす上で、情報リテラシーが果たす役割とは? 日本デジタル教科書学会会長の片山敏郎氏が説明します。
学習者の主体的・協働的な学習を促す「アクティブラーニング」の推進にITを生かす上で、「情報リテラシー」が重要な役割を果たす――。新潟大学教育学部附属新潟小学校に教諭として勤務する傍ら、日本デジタル教科書学会の会長も務める片山敏郎氏は、こう語ります。ITを活用して課題を解決する能力である情報リテラシー。iTeachers TV第23回では片山氏が、アクティブラーニングとITとの関係性を論じる中で、情報リテラシーが果たす役割を浮き彫りにします。
アクティブラーニングでは一般的に、学習者自ら課題を見つけ出し、その解決策を考え出す取り組みがなされます。こうした取り組みには、特定教科だけではなく、複数教科の知識・技能に基づいた教科横断的な思考が求められます。こうした思考に必要な資質・能力が問題解決能力です。問題解決能力の育成には、比較、関連付け、分類、系列化といった思考方法を用いながら、情報を集めたり分析したりするよう学習者を指導することが必要になると同氏は指摘。そこでの一連の思考を促すのに有効なのがITの活用であり、その活用力こそが情報リテラシーだと同氏は説明します。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、デジタルハリウッド東京本校の米倉明男講師が登場。米littleBits Electronicsの電子工作キット「littleBits」を紹介します。電子回路の学習用教材として生まれたlittleBitsは、はんだ付けをすることなく、磁石を使って小さな基板同士をくっつけながら電子回路を組み立てることができるのが特徴。圧力センサーや光センサーなどの各種センサーによるセンシングも可能で、多彩な電子工作が楽しめます。このlittleBitsを使ったイベントもあるとのこと。詳しくは番組をご覧ください。
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