ニフティは中堅・中小企業向けに月額課金制VPNサービスを提供する。VPN環境の構築とセキュリティ対策をワンストップで利用でき、機器設定や遠隔拠点の管理負担の軽減に貢献するVPNアウトソーシングのサービスだ。
ニフティは2015年11月9日、中堅・中小企業向けの拠点間VPNサービス「マネージドセキュリティVPN」を提供開始した。セキュリティやネットワーク上の課題を解消する機能と機器、運用、保守、技術サポートを24時間365日提供するサービス。バリオセキュアからのOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けてニフティが提供する。
マネージドセキュリティVPNは、セキュリティ機器の購入や設定、管理、運用の負担が必要なく、月額課金制で利用できるサービス。ユーザーは企業ネットワークの規模や用途に応じたセキュリティ機器を選びレンタルする形だ。
基本サービスには、セキュリティポリシー作成支援や機器初期設定、導入後の24時間365日の機器死活監視、設定変更、オンサイト保守が含まれる。有償オプションの契約で他のセキュリティ機能や冗長機能の追加も可能。具体的には、ファイアウォール、マルチホーミング(回線の冗長化)、ホットスタンバイ(機器の冗長化)、セカンドHQ(サテライト拠点への切り替え機能)、ウイルス対策、URLフィルタリング、不正侵入検知 といった機能を用意する。
ユーザー企業にとっては機器設定や遠隔拠点の管理負担が軽減するだけでなく、ワンストップでVPN環境とセキュリティ対策を利用することができる。
マネージドセキュリティVPNのサービス概要は以下の表の通り。
サービス名 | 内容 |
---|---|
基本サービス | 導入時:機器レンタル、セキュリティポリシー作成支援、機器初期設定 導入後:24時間365日の機器死活監視、設定変更、オンサイト保守 |
オプションサービス | ファイアウォール、マルチホーミング、ホットスタンバイ、セカンドHQ(サテライト拠点への切り替え機能)、ウイルス対策、URLフィルタリング、不正侵入検知 |
利用料金は月額課金形式で、別途初期費用が発生する。基本サービスの料金(全て税別)は、レンタル機器が「type-400」の場合、初期費用7万円、月額費用1万1000円。レンタル機器のタイプごとの詳しい利用料金は、マネージドセキュリティVPNのサービスサイト(ニフティ)を参照。
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