桜丘中学・高等学校では、導入したタブレットを活用するかしないかも含めて、教員や生徒に使い方を任せています。その理由とは? 同校のIT活用をけん引する品田 健副校長が語ります。
「タブレットを導入したからといって、何でもタブレットでやる必要はない」。桜丘中学・高等学校(東京都北区)でタブレットをはじめとするIT活用を推進する品田 健副校長は、こう強調します。同校では教員にも生徒にも、タブレットの使い方を細かく制限せずに使ってもらっていると品田副校長は説明。例えば授業では、生徒にはタブレットでも紙のノートでも付せんでも、自身が使いやすいと思うものを使って課題に取り組んでもらうようにしているそうです。
桜丘中学・高校がこうした方針を取る背景には、「学校を創造の場にしたい」という、品田副校長の思いがありました。「当校の教訓は『勤労と創造』。この「創造」の部分をどう伸ばすべきか、ずっと悩んでいた」と同副校長は明かします。タブレットはその有力な手段ではあるものの、あくまでも選択肢の1つにすぎない。紙のノートや付せんといったアナログなツールでも、便利であれば使ってほしい――。同校はそんな自由度の高さを武器に、創造性の育成を目指します。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科の小酒井 正和 准教授が登場。既存の黒板で、電子黒板の機能を手軽に実現するアプリケーション「Kocri」を紹介します。米Appleのスマートフォン「iPhone」や音楽プレーヤー「iPod touch」向けのアプリケーションであるKocriは、セットトップボックス「Apple TV」とプロジェクターを使って、黒板に教材の画像を投影できます。投影した画像の回転やポインタ/けい線の表示など、授業に役立つ最小限の機能に絞り込み、簡単に操作できるよう配慮しています。詳しくは番組をご覧ください。
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