シンクライアント端末で築く“セキュリティ最終防衛ライン”一番危険なユーザーからシステムを守る最善策

軍事作戦でもITセキュリティ対策でも最も危ういのは“人”が関与する部分だ。どんなに強固な城壁を築いても高度な仕組みを導入しても使うユーザーに悪意があれば無意味だ。その弱点を守る有効な戦術とは。

2016年01月06日 12時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
どんなに高度なアルゴリズムやシステムをもってしても人的要因を見過ごしたらセキュリティはすぐに破られてしまう

 シンクライアントは仮想デスクトップインフラ(VDI)を運用する組織において、ユーザーが直接操作する端末(最近では“エンドポイント”と呼ぶことも多くなった)として役に立つ。それは、ユーザーの操作に起因するセキュリティリスクに対する“防衛ライン”が加わるからだ。

 セキュリティの観点から考えると、シンクライアントやゼロクライアント端末をデスクトップ仮想化のために使うことは、主にエンドユーザーがエンドポイントOSに直接的にアクセスできないというメリットがある。

 エンドユーザーとネットワークエンドポイントは、従来のクライアント/サーバ型コンピューティングのセキュリティ対策において最も弱いところだった。

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