最も使える仮想デスクトップ端末はどれ? HTML5クライアントが優れている理由ゼロクライアント、シンクライアント、PCと比較

物理デスクトップ、シンクライアント、HTML5クライアントは、いずれも仮想デスクトップインフラ(VDI)提供のための優れた選択肢といえる。組織は最もコスト効率の高いアプローチを選ぶ必要がある。

2015年11月17日 15時00分 公開
[Jim O'ReillyTechTarget]
AcerのChromebook 15《クリックで拡大》

 HTML5クライアントの利用は、低コストでずっと使い続けられという点で、仮想デスクトップインフラ(VDI)構築のための最善の選択肢だ。

 VDIクライアントの選定においては、あらゆる選択肢が存在し、各クライアント間にはほとんど差がないことから、混乱に陥りやすい。まずシンクライアントはハードウェア端末で、最低限のストレージとアプリケーションのみが含まれる。ゼロクライアントはそこからさらに1歩進んでローカルストレージが含まれず、ホストサーバに接続することによってのみ存在する。従来型のPCやノートPCに、別のリモートデスクトップ環境を構築するソフトウェアをインストールして、シンクライアントとして使うことも可能だ。HTML5クライアントは、端末のローカルに存在するのではなくサーバに存在し、Webブラウザ経由でリモートデスクトップへのアクセスを提供する。

 以上の選択肢を踏まえて、それぞれのクライアントの長所と短所、そしてHTML5ブラウザを筆頭に挙げる理由を検証する。

VDIクライアントの比較

ITmedia マーケティング新着記事

news165.jpg

デジタル広告の不正被害 年間推計1667億円超え
Spider Labsが「2023年アドフラウド調査レポート」を発表しました。

news152.jpg

イーデザイン損害保険が「事故のない世界の共創」に向けて構築するデータ基盤
従来の自動車保険の在り方を根本から見直して新たな体験価値の提供に挑むイーデザイン損...

news082.jpg

生成AIはGoogle検索をどう変えたのか?(無料eBook)
モダンマーケティングの最新トレンドを無料eBookにまとめてお届けするこのシリーズ。今回...