ハードウェア更改の仕組みを根本から変える、ハイパーコンバージドの斬新なコストモデル従来のデータセンターと比較

ハイパーコンバージドインフラによって、ユーザー企業はシステムの成長に合わせてリソースを追加購入できるようになった。従来のように、ハードウェアの更新によってコストがかさむこともない。

2016年05月09日 15時00分 公開
[TechTarget]

関連キーワード

垂直統合


参照:ハイパーコンバージドの2大勢力「Nutanix」と「Evo:Rail」、違いを比較《クリックで拡大》

 複数台のサーバの内部ディスクを束ねて、仮想的な共有ストレージアレイを構成する垂直統合システム「ハイパーコンバージドインフラ」を導入すると、データセンターを構成する要素の購入サイクルが変化する。小規模で高頻度の購入方式が、大規模で低頻度の購入方式に取って代わる。この方式では、ビジネス価値をすぐには生まないリソースの量を削減する。かつてのデータセンターでは大規模なハードウェアの入れ替え計画が立てられていたが、ハイパーコンバージドインフラを採用したデータセンター(以下、ハイパーコンバージドデータセンター)では、スムーズで逐次的なアップグレードへと変化している。

 多くのユーザー企業は、ハイパーコンバージドインフラ導入に伴う逐次的なアップグレードの採用によって、現在の環境構成を見直す動機がなくなることを認識していない。その結果、ハイパーコンバージドインフラのユーザー企業は、長い間1つのベンダーにとどまり続けることになる。

従来のデータセンターのコストモデル

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...