Googleのクラウド型グループウェア「Google Apps for Work」は新興企業や学生の支持を獲得しているが、業務利用や法令順守の面で弱点もある。「Office 365」と比べてみた。
Shoes of Preyは、女性向けのオリジナルシューズを自分でデザインして購入できる小売りWebサイト「Shoes of Prey」を運営する新興企業だ。この企業は「Google Apps for Work」を利用することで成長してきた。創業メンバーにはGoogle出身者が何人かいる。最高技術責任者(CTO)のマイク・ナップ氏もその1人だ。
「Google Appsは、私たちがGoogleを退職してShoes of Preyを立ち上げたときに、唯一真剣に検討した選択肢だ」とナップ氏は語る。ちなみに、ナップ氏は取材に対するこのコメントも「Googleドキュメント」で書いたテキストを記者にシェアしてくれた。「Googleドキュメントを採用して正解だった。簡単に校正できるだけなく新入社員の追加も容易なところが気に入っている」(ナップ氏)
Shoes of Preyでは、米国、オーストラリア、中国に分散した約200人の社員がしばしばオンラインで同時に接続してGoogleドキュメント、表計算ツールの「Googleスプレッドシート」、プレゼン作成ツールの「Googleプレゼンテーション」でドキュメント編集を行っている(他に200人の社員がシューズの生産ラインや6カ所の実店舗の業務に携わっている)。
Google Apps for WorkはShoes of Preyのコラボレーションプラットフォームであるだけでなく、同社のIT部門の負担を軽減している。
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