「Gmail」に新たな脅威、“偽ログイン画面”でアカウント情報がダダ漏れの危険2要素認証が突破される可能性も(1/2 ページ)

「Gmail」経由でGoogleアカウント情報を不正に入手する新たなフィッシング詐欺が発生した。その手口は単純にも見えるが巧妙で、気付くのが難しいという。

2017年01月26日 08時00分 公開
[Michael HellerTechTarget]

関連キーワード

Google | Gmail | 認証


画面 新たなGmailフィッシング詐欺の巧妙さとは

 Googleのメールサービス「Gmail」を悪用した、非常に巧妙な新しいフィッシング詐欺が広がりをみせている。このGmailフィッシング詐欺は、幾つかの段階を踏んでエンドユーザーの「Googleアカウント」(Googleサービス用のアカウント)を入手する。攻撃者はまず、PDFファイルが添付されているかのようにみえるメールを送り付ける。エンドユーザーがPDFファイルの内容をプレビューしようと、PDFファイルのアイコン(実際は画像ファイル)をクリックすると、Googleの通常のログインページを模した偽の画面が表示される。

 コンテンツ管理システム(CMS)「WordPress」向けのセキュリティプラグインを開発するWordfenceの創業者兼CEO、マーク・マウンダー氏によれば、このGmailフィッシング詐欺で巧妙なのは次の点だという。

「文字の色」が重要に

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news171.png

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...

news148.jpg

CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...

news016.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。