2017年04月11日 08時00分 公開
特集/連載

今だから再評価すべき、DIMMスロットに装着するフラッシュメモリ「Memory1」低コスト・大容量キャッシュを実現

DIMMスロットに装着できるDDR4互換のフラッシュメモリ「Memory1」。この製品のメリットとは何か。ビッグデータ時代の今こそ、Memory1を再評価すべきかもしれない。

[Antony Adshead,Computer Weekly]

 「Apache Spark」のようなインメモリ分析プラットフォームや「MySQL」などのデータベースはメモリを大量に使用する。Diablo Technologiesの「Memory1」(訳注)を導入することで、そうしたアプリケーションで使えるサーバメモリを増やすことができる。Memory1は、メインメモリ(DRAM)のキャッシュとなるフラッシュメモリだ。

訳注:Memory1は2015年から販売されており、新製品というわけではない。

 Diablo Technologiesによれば、Memory1を追加するとアプリケーションのデータセット全体をメモリに保持できるようになるという。その結果、ストレージにアクセスする必要がなくなり、レイテンシが許容範囲内に収まる。その上、コストはDRAMの約60%に抑えられる。

 同社が当初開発したのは、マザーボードのDIMMスロットに物理的に差し込む、ブロックストレージを備えた論理ドライブとして動作するフラッシュストレージだった。だがその後、DIMMスロットに差し込める「キャッシュとしてのフラッシュ」に方針を変えた。

 この「キャッシュとしてのフラッシュ」を実現するのがMemory1だ。Memory1は同社のメモリ拡張ソフトウェア「Diablo Memory Expansion(DMX)」を組み込んでいる。

 Memory1の基本的な考え方は、DRAMのキャッシュとして補助的に機能するというものだ。DRAMは高速に読み書きできるが、高価だ。

 同社でマーケティング部門のバイスプレジデントを務めるケビン・ワグナー氏はMemory1を「バッファープール」と表現している。Memory1は、128GBまたは256GBの容量を備えたDIMMスロット互換のハードウェアで、バイトアドレスで指定できる非永続メモリだ。同社によるとレイテンシは10マイクロ秒台前半だという。

 ターゲットにするユースケースとして、同氏はApache Sparkのような分析プラットフォームや、MySQLなどのデータベースを挙げた。また、仮想マシンやコンテナの中でスケールアウトが必要なクラウドワークロードもターゲットになるという。

 分析とデータベースのユースケースについて、同氏は次のように話している。




続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。






ITmedia マーケティング新着記事

news024.jpg

CEOと従業員の給与差「299倍」をどう考える?
今回は、米国の労働事情における想像を超える格差について取り上げます。

news153.jpg

日立ソリューションズが仮想イベントプラットフォームを提供開始
セミナーやショールームなどを仮想空間上に構築。

news030.jpg

経営にSDGsを取り入れるために必要な考え方とは? 眞鍋和博氏(北九州市立大学教授)と語る【前編】
企業がSDGsを推進するために何が必要なのか。北九州市立大学の眞鍋和博教授と語り合った。