電気、水道、ガスなど
公益事業のビッグデータ分析がリアルタイムになると得られる5大メリット(1/3 ページ)
BI(ビジネスインテリジェンス)ソリューションは、設備集約型や現場主導型の公益事業会社に大変革をもたらす。それ故に「見えなかった」データの価値を見つけ出そうとする企業に普及する可能性が高い。
公益事業会社が扱うデータの量は膨大だ。こうしたデータはさまざまソースから取得しており、その多様性も増している。だがこのような大量のデータのどこかに、将来の効率化につながる道がある。公益事業会社では、データを分析して洞察を得ることで、重要な事象を明らかにし、トレンドを特定することができる。その目的は、変化し続けるビジネスパターンに素早く適合することだ。
電力の供給や需要への対応、給水管理やメーター検針の収集、石油の輸送や提供などは、公益事業会社にとって重要なサービスだ。こうしたサービスを顧客に提供するには、公益事業会社でインテリジェントな機能を採用する柔軟なビジネスプロセスが必要になる。適切な情報をふさわしい相手に適当な形式で然るべきタイミングで提供することは、リアルタイムBIの重要な側面だ。リアルタイムBIとは、業務に関する情報を発生と同時に最低限の遅延で提供するプロセスである。BIソリューションを導入することで、公益事業会社は、より適切に判断を下したり、自動化プロセスをサポートしたりしやすくなる。さらに、顧客が生活の中で電気、ガス、水道を管理することも後押しする。これが結果として、ビジネスにおける決断の最適化、業務改善、顧客満足度の向上に役立つ可能性がある。
本稿では、リアルタイムBIが公益事業会社にもたらす明らかなメリットを5つに分類して紹介する。
1.設備パフォーマンスの最適化
現場設備、ガスや水道などの配管網とその供給設備、配電設備などにおける潜在的な問題を特定することで、予定外のサービス中断を事前に回避できる可能性がある。また、設備故障やメンテナンス問題への対処が遅れると、業務の効率低下を招く恐れもある。このような効率低下を免れるには、設備のパフォーマンスと正常性を監視して、老朽化のポイントや設備の故障を予測することが肝要だ。そのため、設備データや業務データをリアルタイムで分析すると、こうした問題を解決できる可能性がある。設備の正常性、ピークの時間帯、供給と需要の分析、異常事態についてリアルタイムで洞察を得ることで、設備のパフォーマンス向上を促せる。
公益事業会社では、充実したビジュアルと豊富な統計データを通じて分析機能を提供するデータ分析主導型のBIソリューションを採用しなければならない。BIソリューションの機能を利用することで、設備の信頼性、生産能力、可用性を向上させることが可能だ。その結果、設備のパフォーマンスが改善し、ピーク時の業務における円滑化が約束され、ダウンタイムが生じなくなる。また、スケジュールされたメンテナンス業務が行われるたびに設備の正常性に関する通知を受け取るようにすることもできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品レビュー
[ヴィーム・ソフトウェア株式会社] SCS評価制度を導入するだけで十分? 組織の防御力を高める活用方法とは -
技術文書・技術解説
[フォーティネットジャパン合同会社] AIランサムウェアに勝つ 自律型エンドポイント管理導入で確認すべき条件4つ -
技術文書・技術解説
[フォーティネットジャパン合同会社] LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント -
製品レビュー
[ネットアップ合同会社] 研究分野でAI活用が進まない? 真の成果につなげるデータ管理の在り方とは -
製品レビュー
[ヴィーム・ソフトウェア株式会社] SCS評価制度を導入するだけで十分? 組織の防御力を高める活用方法とは
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
2
VMware離れの決め手は“機能”以外だった 情シス109人が選んだ新基準と死角は
-
3
なぜ情シスは評価されにくい? 読者調査で見えた「成果が見えない仕事」第1位は
-
4
脱VMwareか、継続か? 仮想化ソフト主要6製品の機能とスペックを徹底比較
-
5
年収700万超エンジニアに共通するスキルと「もっと勉強すべきだった分野」
-
6
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
7
「ITインフラとデータ保護・バックアップ対策」に関するアンケート
-
8
「企業におけるAIの運用」に関するアンケート
-
9
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
10
二極化する生成AI活用 「一部の社員しか使いこなせない」をどう解消すべきか
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
登録セキスぺが語る「SCS評価制度」の舞台裏 星を取得すべき理由と対応のコツ
-
2
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
3
OSSでは困難 100超のサービスを持つマネーフォワードが実践した統合監視術
-
4
「改正物流効率化法対策」徹底解説 総物流費を抑制するサプライチェーン戦略
-
5
月1000枚の紙を削減 9年動けなかった組織が、業務改革のその先に得たもの
-
6
ネットワーク遅延の原因、「パケットロス」の基礎知識と効果的な解決策
-
7
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
8
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
-
9
「Google Workspace」活用事例34選、先進の生成AIによる組織変革の全貌
-
10
ソフトウェア開発の属人化と手戻りをどう防ぐ? 速さと品質を両立させる方法
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー