2017年12月21日 09時00分 公開
特集/連載

バックアップデータを狙ったランサムウェア攻撃が発生、データ復旧に使える製品は?ランサムウェアに特化した機能とは

ランサムウェア攻撃は、通常のデータ損失事案とは異なる。データ保護を手掛けるベンダーの中には、それを念頭に、ランサムウェアに特化した機能を製品に搭載するところもある。

[Alastair Cooke,TechTarget]

 2017年はランサムウェアの大規模感染が相次ぎ注目を集めた。そうした被害が今後も発生するのは必至だ。もしもランサムウェアに感染した場合、業務再開のためにはバックアップからの復旧が最善の手段になる。

 バックアップを手掛けるベンダーは急きょ、自分たちの製品がいかにランサムウェアからの復旧を支援できるかを顧客に説いている。だが現実には大半が、ランサムウェアを他のデータ損失と同じように扱っているにすぎない。バックアップからの復元を済ませればそれで完了になる。これに対して新興のバックアップ企業の一部、特にバックアップとして保存されたデータについて詳しく分析している企業は、違う考え方を持っている。

 第一にランサムウェア感染の阻止は、バックアップの問題ではない。ネットワークに脅威を寄せ付けないようにするのは、ウイルス対策製品やネットワークセキュリティ製品の仕事だ。バックアップが本当に役に立つのは、自社のネットワークに感染が入り込んだ後のことにすぎない。どれほどの量のバックアップデータを取っていても、感染は防止できない。検出ツールはまた、感染を発見して阻止する助けにもなる。そうした手順は、ランサムウェアからの復旧とバックアップからの復元を始める以前に、必須とされる。

 だが問題は、ランサムウェアがそうした周辺防御をかいくぐり、場合によってはわれわれの目に見えない、あるいは阻止できない未解決の脆弱(ぜいじゃく)性を利用する点にある。もう1つの課題として、ランサムウェア感染がバックアップを標的とするようになり、バックアップされたデータを消去したり暗号化したりするなどして、復元できなくさせ始めていることも挙げられる。

バックアップソフトウェアの活用

ITmedia マーケティング新着記事

news113.jpg

日本のスマホ決済アプリのインストール数は75%成長 バンキングアプリ利用も急増――Adjust調査
2020年上半期は特に日本において、新型コロナの影響でファイナンスアプリの利用が活発化...

news048.jpg

ニューノーマル初の年末商戦 成功の鍵は「送料無料」と「低価格」、そして……――Criteo予測
コロナ禍の収束が見通せないながらも、人々の消費は少しずつ動き出しています。ホリデー...

news177.jpg

広告業界の倒産、4年連続増加の可能性も――帝国データバンク調査
広告関連業者の倒産動向調査(2020年1〜9月)の結果です。年末に向け、新型コロナウイル...