大容量の画像ファイルを扱う企業が、NASからオブジェクトストレージに移行。その結果、コストを大きく削減することに成功した。
宇宙データを扱う英国の企業Satellite Applications Catapultは、それまでのNASインフラをCloudianのオブジェクトストレージに置き換え、コストを大きく削減することに成功した。
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オックスフォードシャーのジドコットを拠点とするSatellite Applications Catapultは、人工衛星のデータを毎年最大5P(ペタ)B収集している。収集したデータは、さまざまな分野の研究機関で使用される。このデータ量は、1年当たり10PBまで増加すると見込まれている。
収集したデータは約50カ所の仮想データセンター経由でクライアントに提供される。これらのデータセンターはCisco Systemsの「Unified Computing System」(UCS)ベースのコンピューティングスタックで運用され、このコンピューティングスタックはVMwareの「Cloud Director」で管理される。
同社は5年前の設立当初からさまざまなベンダーのNASを導入してきた。そして同社のデータセンター占有スペースは間もなく60Uに達しようとしている。
「当社の最大の悩みはストレージだった。その容量は限界に近づいていた」と話すのは、インフラ部門のリーダーを務めるロブ・フレッチャー氏だ。
「だが、限界が近づいているのはスケーラビリティではない。データセンターで利用可能なフットプリントと、電力供給量や冷却能力も限界だった。現状維持という選択肢もあったが、経済的ではないと感じていた」
そこで同氏が率いるチームは、スケールアウトNASとオブジェクトストレージを評価した。
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