IT部門は、インフラ管理を標準化し、開発者が最新のプログラミング言語とアプリケーション設計を試せるように、ツールキットを補充しなければならない。
IT部門は、運用の標準化とアプリケーション導入の自動化について、効率と統制を損なうことなく、開発者の自主性をサポートする必要がある。多くのIT部門の解決策となるのがマイクロサービス管理ツールだ。
アプリケーションがモノリシックな環境のときなら、IT部門はアプリ導入手法に管理/監視ツールを組み合わせて開発者をサポートできた。だが、最新のアプリアーキテクチャはますます複雑化し、企業ネットワークを極限まで使用している。そのためIT部門はツールキットを統合し、アプリと、そのアプリを作成する多数の方法に、統一的な視点を用意する必要がある。
「全てのサービスは同じ方法で通信しなければならない。その結果、同じツールを使用して、ある程度の一貫性を確保できる。それができなければ、デバッグに種類が異なる多数のツールを利用することになり、瞬く間に作業が複雑になる」と話すのは、Bufferのスタッフエンジニア、ハリソン・ハルニッシュ氏だ。同社は、米国全土に従業員が分散するソーシャルメディア管理プラットフォーム企業だ。
モノリシックなアプリケーションからマイクロサービスへの移行に成功した企業によると、アプリの設計をリファクタリングすることで、DevOpsパイプラインを使って導入効率を向上するチャンスがあるという。マイクロサービス管理ツールを使用すると、どのプログラミング言語を使っているとしても、そうした環境下で言語が異なる同じアプリイメージが複数存在することはなくなる。このようなマイクロサービス管理ツールには、「Apache Maven」やその他の新しいオープンソースユーティリティーがある。
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