2018年07月25日 08時00分 公開
特集/連載

共有ストレージの課題を全て解決、NVMe over Fabrics導入事例パフォーマンスは期待以上

HDDベースの共有ストレージで映画を製作していたTechnicolorは、多くの課題を抱えていた。そこでExceleroの「NVMesh」を使ってNVMe over Fabricsを構築。すると「設定を間違えたのか」と疑うほど高速化したという。

[Antony Adshead,Computer Weekly]

 メディアおよびエンターテインメント業界の大手企業の1つであるTechnicolorは、160TBのNVMeフラッシュストレージを本格稼働させた。これにより、映画製作プロセスのパフォーマンスが大幅に向上した。

Computer Weekly日本語版 7月18日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 7月18日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 Technicolor(本社:フランス)は25カ国に1万4000人以上の従業員を擁している。Excelero製品を試験導入したのは、米ロサンゼルスの拠点で長編映画を製作しているチームだった。

 Technicolorは、セットの構築から各種エフェクト、編集、配信に至る映画製作プロセス全体に携わっている。映画の製作に際して扱う素材の容量は約10TBから約350TBに増加する。複数のユーザーが同一のデータセットでそれぞれ作業できる体制になるまでは、ワークストリームの数が急速に増加する。

 この分業体制に移ると、同時アクセスが必要になる。従来は、HDD共有ストレージの「Quantum StorNext」を使ってデュプリケートコピーを作成したり、データへアクセスするスケジュールをやりくりしたりして処理していた。

 そこで同社は、こんなやり方に甘んじることなく、この並行処理の問題を解決したいと望むようになったと話すのは、Technicolorのエンジニアリングディレクター、アミール・ベマニアン氏だ。

 「誰もがパフォーマンスを存分に発揮できる環境、複製、スケジュール調整をしなくても同じ条件で作業ができる環境をわれわれは求めていた」と、同氏は当時を振り返る。「2017年までは、これは不可能なことだった。常にどこかしら欠けている部分があった」

 ベマニアン氏によると、その欠けていた部分はIntelのNVMeフラッシュドライブだった。ここへExceleroのソフトウェアでNVMeドライブ上にLUNを構築し、StorNextおよびGPFS(分散ファイルシステム)と接続したという。

 新システムの概念実証(PoC)は2017年12月に開始された。

ITmedia マーケティング新着記事

news095.jpg

コト売り企業とモノ売り企業のレジリエンス(回復力)の違い――Zuora Japan調査
Zuora Japan2020年の「サブスクリプション・エコノミー・インデックス(SEI)」レポート...

news148.jpg

生活者視点から見たDX 受容層43.1%、拒否層12.5%――日本IBM調査
「IBM Future Design Lab.」の調査によると今後、DXの波は産業の場から生活の場へと拡張...

news146.jpg

マーケティングオートメーション(MA)を導入しない理由1位は4年連続で「高いから」――Mtame調査
2017年から続く「マーケティングオートメーション意識調査」の2020年版の結果です。