ルーターとスイッチは身近なネットワークデバイスの一つだ。用途に応じてさまざまな種類が作られている。ルーターとスイッチを基礎から解説する。
ネットワークは企業の事業活動を支える重要なインフラの一つだ。ネットワークはさまざまなネットワークデバイスで構成されている。本稿は主要な8つのネットワークデバイスのうち、「ルーター」と「スイッチ」について基礎から解説する。
ルーターは、あるネットワークから別のネットワークにデータを転送する。ルーターは、受信したパケット(ネットワークを流れる分割されたデータ)を調べて、宛先IPアドレスを特定し、パケットをその宛先に転送する。ルーターはモデムと接続するか、モデム一体型ルーターとして機能することで、インターネットへのアクセスを実現する。
ルーターはIPアドレスやインタフェースなどの経路情報を格納するルーティングテーブル(ルーターに記録される経路情報をまとめた表)を参照して宛先への最適経路を見つける。ルーティングプロトコルとしては「BGP」(Border Gateway Protocol)が一般的だ。
企業ネットワークで一般的に使われるルーターには次のような種類がある。
ルーターはOSI参照モデルの第3層(ネットワーク層)で動作する。
スイッチは、受信したフレーム(イーサネットでやりとりするデータの最小単位)のMACアドレスを調べて一致するアドレスを持つデバイスにフレームを送信することで、データを宛先に転送する。
スイッチは他のデバイスとイーサネットケーブルで接続する。スイッチは、接続されたデバイスのMACアドレスをアドレステーブルに格納して転送する際に参照する。
ハブは全てのポート間で帯域幅を共有する。それに対して、スイッチは帯域幅を各ポートに割り当てる。スイッチには、次の種類がある。
一般的なスイッチはOSI参照モデルの第2層で動作する。レイヤー3スイッチは、OSI参照モデルの第3層でも動作する。
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