SaaS市場はMicrosoftをはじめとした従来のベンダーの他、Zendesk、Dropboxなどクラウドから誕生したベンダーが加わり急速に変革が進んでいる。
MicrosoftはSalesforceを抑えて優位に立ち、引き続きSaaS(サービスとしてのソフトウェア)市場を支配している。調査会社Synergy Research Groupの報告によると、この巨大ソフトウェア企業は全世界で17%以上のシェアを獲得している。Microsoftは市場規模が大きなコラボツール分野を占有しており、これがSaaS市場の競合プロバイダーをより大きく突き放すことに寄与しているという。「コラボツール分野において主導権を握っていることが大きく寄与し、Microsoftは年間で45%の増収を記録している。この数字は市場全体の成長率をはるかに上回っている」とアナリストは指摘する。
Google、ServiceNow、Oracleと並び、Microsoftは最も急成長を遂げているSaaSプロバイダーである。Synergyによると、Salesforceが2番目に大きなシェアを占めており、CRM(顧客関係管理)分野では引き続きトッププレーヤーとして君臨している。しかしCRMセグメントは他のSaaSセグメントと比較すると相対的に低成長であり、市場全体ではMicrosoftが先行している。
3番目に大きなSaaSプロバイダーはAdobe Systemsであり、OracleとSAPがその後を追っているとSynergyは報告している。
アナリストは、コラボレーション、CRM、ERP(企業資源計画)、HCM(人材管理)分野が今後5年間で大きく成長すると予測している。
Synergy Research Groupのチーフアナリストであるジョン・ディンスデール氏は、次のように述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
全国2万以上の保育/教育施設で職員の業務を支援するためのクラウドサービスを運営しているコドモン。ユーザー数の増加に伴いシステムの安定運用が課題になっていたという同社は、どのように監視体制の強化を進めたのだろうか。
AIプラットフォーマーとしてさまざまなサービスを展開しているAI inside。同社は、サービスの安定運用を実現するために監視体制の強化に着手する。同社がどのようなツールを導入して取り組みを進めたのか、本資料で解説する。
「Windows 11」は従来の「Windows」と比較して、システム要件が厳しいとの声がある。具体的には何が違うのか。そもそもWindows 11への移行に意味はあるのか。
「Windows 10」のサポート終了が迫る中、移行に関する幾つかのハードルや誤解からまだ「Windows 11」に移行できていない組織がある。移行を円滑に進めるために押さえておくべき点とは。
マルチテナント型SaaSの開発・運用に当たっては、ID・アカウント管理を適切に設計・実装していくことが不可欠だ。その理由を確認しながら、ID・アカウント管理で求められる要件や構築のポイントを解説する。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...