Slack vs. Microsoft Teamsだけではない、コラボツール戦争の次の注目はAI活用コラボレーションの未来は分析にある(1/2 ページ)

「Slack」や「Microsoft Teams」など市場には多くの“コラボレーションツール”があり、競争が激化している。競争の次の焦点はAI活用だ。ユーザー企業にはどのような影響があるのだろうか。

2017年03月31日 08時00分 公開
[Sue HildrethTechTarget]
Slackの公式Webページ《クリックで拡大》

 間違いなく2016年のワークプレースコラボレーション市場はにぎやかだった。企業がグローバル市場をターゲットにさまざまな地域で事業を展開する中で、地理的に分散したチームが連携して効果的に仕事を進める必要があった。そのためにワークプレースコラボレーション技術を利用していることが背景にある。もちろん、技術はこの課題の解決策の一部にすぎない。こうした共同作業の成否は組織文化にも左右される。

 2016年にMicrosoftは「Office 365」の新ツール「Microsoft Teams」(以後、Teams)のプレビュー版を公開した。Facebookは「Workplace」を正式にリリースした。Slack Technologiesによる「Slack」とGoogleのグループ向け共有ドライブ「Team Drive」の統合計画の発表も競争に拍車を掛けた。幾つかのコラボレーションツールを手掛けるAtlassianも「HipChat」のデータセンター版を発表した。このHipChatは、グループチャットやファイル共有、ビデオ通話といった機能を兼ね備えている。

 これらのツールが加わったワークプレースコラボレーション市場には、他にも数十の競合製品がひしめいている。スタンドアロンアプリケーションとしては下記がある。

  • RingCentralの「Glip」
  • Ryverの「Ryver」
  • Zincの「Zinc」
  • Teamwork.comの「Teamwork Chat」
  • Hiboxの「Hibox」

 またエンタープライズプラットフォーム製品では下記がある。

  • SAPの「SAP Jam」
  • IBMの「IBM Connections Suite」
  • Salesforce.comの「Salesforce Chatter」

 IT市場調査会社のCompass Intelligenceによると、世界のエンタープライズメッセージングアプリケーション市場は、2019年までに19億ドルを超える見通しだ。市場調査会社Apps Run the Worldは、このカテゴリーにファイル共有やソーシャルネットワーキング、ビデオ会議といった製品を加えたコラボレーションアプリケーションの世界市場が、2020年には84億ドルに達すると、レポートで予想している。

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