料金は手頃でも必要機能を押さえた電子サイン「signNow」「ReadySign」とは?テレワークで脚光の「電子サイン」ツール6選【第6回】

airSlateの「signNow」とSecureDocsの「ReadySign」は、他の主要な電子サインツールと比べると安価だが、必要な機能をそろえている。それぞれの特徴は。

2023年04月05日 05時00分 公開
[Christine ParizoTechTarget]

 テレワークが普及したことで、電子的な署名や押印である「電子サイン」の利用機会が広がっている。市場にはさまざまな電子サインツールがあり、ベンダー各社は連携機能やモバイルアプリケーション、テンプレートなどで特色を打ち出している。本稿は代表的な6つの電子サインツールのうち、5つ目と6つ目を紹介する。

5.signNow

会員登録(無料)が必要です

 airSlateのクラウドサービス「signNow」は、PDFファイルなどのドキュメントファイルや入力フォームに電子サインを追加できる。API(アプリケーションプログラミングインタフェース)を使用して、WebサイトやCRM(顧客関係管理)ツールなどのアプリケーションと連携することが可能だ。

 役割ごとにドキュメントの閲覧権限を設定する機能は、ドキュメントの回覧に役立つ。チーム内の複数メンバーがドキュメントやテンプレートを共同編集でき、ドキュメントのデザインを自社ブランドに合わせてカスタマイズすることも可能。複数ドキュメントの電子サインを管理する機能を持つ。モバイル端末からの電子サインも可能だ。

 料金(年間一括払いの場合)は、最小構成プラン「Business」が1ユーザー当たり月額8ドルとなっている。

6.ReadySign

 SecureDocsの「ReadySign」は、他の電子サインツールと同様に、カスタマイズ可能なドキュメントテンプレートや入力フォームの機能を備える。「AnySign Link」という通知機能は、電子署名の依頼から、電子署名済みドキュメントの回収までのプロセスを効率化する機能だ。電子署名のカスタマイズや署名済みドキュメント管理、ロール(役割)ベースのユーザー管理などの機能も搭載する。

 料金(年間一括払いの場合)は、10ユーザーのプランが1ユーザー当たり月額25ドル。40ユーザーのプランが1ユーザー当たり月額10ドル、100ユーザーのプランが1ユーザー当たり月額6ドルだ。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

製品資料 株式会社スタディスト

「そのマニュアル、本当に見られている?」 活用されるマニュアルのポイント

業務マニュアルは使われて初めてその効果を発揮するが、そもそも見られていないことから、業務課題を一向に解決できないという企業は多い。“活用されるマニュアル”を作成・共有するには、どんなポイントを押さえるべきか。

製品資料 株式会社スタディスト

現場で使われないマニュアルと決別、活用されるために必要なコツとは

マニュアル作成において、90%以上の組織がビジネスソフトを利用しているが、それでは活用されるマニュアルへのハードルは高い。きちんと現場に使われるマニュアルにするために、ノウハウを把握しておきたい。

製品資料 株式会社スタディスト

不適合品発生の原因は「人」と「方法」、改善を促すマニュアル作成・運用術

製造業では、不適合品を極力減らすカイゼンの取り組みが重要だ。ある調査によると、不適合品発生の原因の多くは「人」と「方法」に関連しているという。企業の対応策で一般的なのはマニュアルの運用だが、ここには落とし穴がある。

製品資料 株式会社スタディスト

DXの推進を阻む「移行コスト」を解消し、新規ツールを浸透させるには?

あらゆる業界でDXの取り組みが加速する一方で、成功を実感している企業は1割にも満たないという。最大の障壁となる「移行コスト」を解消し、新規ツールを「誰にでも使える」状態にするための方法を探る。

製品資料 双日テックイノベーション株式会社

従来の電話の在り方を見直し、働き方の多様化に柔軟に対応する方法とは?

さまざまなWebシステムが使われるようになった今も、電話はやはりビジネスに不可欠なツールである。とはいえ働き方改革やDXを受け、企業における電話の在り方も大きく変わってきた。そこにフィットするソリューションがクラウドPBXだ。

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。