新型Apple Watch Series 4とARに熱視線、プロたちはAppleイベントのどこに注目したか2018年の注目発表を振り返る

2018年のAppleイベントで発表された新製品について、アナリストたちは、心電図機能と転倒検知機能を内蔵した「Apple Watch Series 4」と、機能向上した「ARKit 2」にビジネス用途の可能性を見出している。

2018年09月29日 05時00分 公開
[Brian HolakTechTarget]

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「Apple Watch Series 4」の緊急通報機能 「Apple Watch Series 4」の緊急通報機能。転倒して1分以上動かなければ自動的に緊急通報電話をかける(出典:Appleのプレスリリース)《クリックで拡大》

 9月初旬と言えば、Appleの新製品発表会の代名詞となっている。

 過去のAppleイベントは大きな注目を集め、イノベーションに満ちていた。だが2018年のイベントは、印象的な部分もあったものの、後半になるほどすぼみがちな印象だった。

 2018年のAppleイベントは、新型「iPhone」の3モデルと、医療用途の新型「Apple Watch」、さらに臨場感の高い拡張現実(AR)体験を可能にする「ARKit 2」の性能向上などが主眼だった。

 Gartnerの主席調査アナリスト、テュオン・グエン氏によると、2018年のAppleイベントで企業にとっての最大のニュースは、新しいiPhoneではなく、「Apple Watch Series 4」関連が中心だった。新たに内蔵された心電図(ECG)機能や心拍測定機能も魅力的だが、さらに興味深いのは、米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けている点だという。これは真の差別化を図る要因であり、セールスポイントになるとグエン氏は予想する。

FDA認可を取得したApple Watch Series 4は業界に変化をもたらすのか

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