iOS 12のユーザー認証はOAuthでどのように簡素化されたのかiOS 11からiOS 12で何が変わったのか

OAuthはiOS 12でどのように使えるようになったのか、ユーザー認証の仕組みはどうなっているのか、また懸念すべき点は何か。本稿ではこれらについて解説する。

2019年01月19日 05時00分 公開
[Matt SchulzTechTarget]

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iOS | Apple | 認証


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 Appleが「iOS 12」に認証プロトコル「OAuth 2.0」のサポート機能を追加したことで、開発者はiOSアプリのユーザー認証を簡略化できるようになった。OAuth 2.0は、Webサイトやモバイルアプリへのアクセス権付与をセキュアに実施するための認証方法に用いられるプロトコルだ。開発者はOAuth 2.0を利用し、低コストでモバイルアプリのユーザー認証を簡略化することが可能だ。

 OAuth 2.0を使えば、特定のアプリケーションを利用するために新しいアカウントを作成しなくても、ユーザーは既存のソーシャルメディアの認証情報を使ってそのアプリケーションを利用できる。ユーザーがアプリケーションにログインする際、認証情報を利用するソーシャルメディアを選択するだけで済む。ソーシャルメディアのプロバイダーがユーザー本人であることを確認すれば、ユーザーは自動的にそのアプリケーションを利用できるようになる。

OAuth 2.0でiOSアプリのユーザー認証を簡素化する仕組み

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