Intel、AI用プロセッサ「NNP-I」を2019年に発売 画像認識や画像分類に力を発揮Amazon、Googleに対抗

Intelは新プロセッサ「Intel Nervana Neural Network Processor for Inference」を発表した。AI用のこのチップはFacebookとの共同開発で、画像認識や画像分類の分野で重要な機能を果たすという。

2019年02月05日 05時00分 公開
[Mark LabbeTechTarget]

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 Intelは2019年1月、人工知能(AI)ワークロード処理に特化したプロセッサ製品群を、新しいIntel AIチップで拡充すると発表した。新しいチップは、AIユーザー向けに推論を高速化できるように設計している。AI分野における推論は、ニューラルネットワークが学習データを基に、データを自動的に分類する機能を指している。

 家電見本市「CES 2019」でIntelが発表した「Intel Nervana Neural Network Processor for Inference」(NNP-I)は、Intelの新しいCPUマイクロアーキテクチャ「Ice Lake」に基づき、10ナノメートルプロセスで製造している。Facebookと協力して開発されており、2019年後半にリリースする。

 「これはわれわれにとって非常に大きな取り組みだ。われわれはXeonとCoreで成し遂げてきたことに加えて、この取り組みによってAIでも、新たな領域への進出を果たすことになる」。Intelの主席副社長兼データセンター事業本部長を務めるナビン・シャノイ氏は1月8日、CESでの基調講演の中でそう語った。XeonとCoreは、Intelの広く普及したプロセッサ製品ラインだ。

新しいAIチップ、NNP-Iの強みは?

 NNP-Iは推論の高速化に特化しており、AIワークフローを持つ企業の利用を想定している。このチップのベースは、Intelが2017年にリリースしたAIワークフロー処理に向いたプロセッサ製品ライン「Intel Nervanaニューラルネットワークプロセッサ」(NNP)だ。

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