「Windows 10」をアップデートするとき、IT担当者やエンドユーザーにとってさまざまな問題が発生する可能性がある。そのような場合に役立つトラブルシューティングのヒントを紹介する。
「Windows 10」のアップデートプロセスで、デスクトップセッションの中断やデータ損失、デスクトップの不具合などが発生すると、管理者は対応を迫られる。幸い、こうした問題の軽減に役立つツールやリソースがある。
本稿では、IT担当者が知っておくべきWindows 10アップデートのトラブルシューティングのヒントを紹介する。
システム更新機能の「Windows Update」で更新プログラムをダウンロードできないときがある。その場合はまず「Windows Updateトラブルシューティングツール」を実行してみよう。このツールを実行すると、更新プログラムを簡単に復元してプロセスを完了することができる。
Windows 10にはローカル版のWindows Updateトラブルシューティングツールがプリインストールされている。Microsoftが提供する最新のオンライン版をダウンロードすることも可能だ。
Windows Updateトラブルシューティングツールを実行しても問題が解決しない場合は、「Microsoft Updateカタログ」を利用する。これは「Windows 2000」からWindows 10までの更新プログラムを提供しているWebサイトだ。Windows Updateでダウンロードできなかった更新プログラムのサポート技術情報(Knowledge Base)の番号を検索し、手動で更新プログラムをダウンロードできる。
サードパーティー製ツールを利用する方法もある。例えばWindows Updateの標準クライアントソフトウェアの代替となる「Windows Update MiniTool」を使うと、専用ソフトウェアを使ってサーバから更新プログラムをダウンロードできる。
いずれの方法でも問題を解決できなかった場合は、Windows Updateを完全にリセットして、ダウンロードできなかった更新プログラムや失われた更新ファイルを取得する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
端末管理や認証基盤、セキュリティ対策を一度に解決する方法とは (2025/7/28)
NECの社内ITが運用の「サイロ化・属人化」から脱却できた“決め手”とは? (2025/6/12)
生成AI時代のPCの選び方 価格だけでは見えない「AI PC」の価値とは (2025/5/15)
デザイン性も機能性も“インカム越え”? 進化した接客用連絡ツールの特徴は? (2025/4/14)
低コストで障害の原因を容易に特定、アプリ監視を改善する注目手法とは (2025/4/8)
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...