無人コンビニAmazon Goも活用 「コンピュータビジョン」が買い物を変える「コンピュータビジョン」が実店舗にもたらすメリット【前編】

「コンピュータビジョン」は、小売業者がレジ会計や買い物の動線の改善に活用できる。無人コンビニ「Amazon Go」も活用しているコンピュータビジョンの可能性に迫る。

2019年08月16日 05時00分 公開
[David A. TeichTechTarget]

関連キーワード

Amazon | eコマース | 業務改善 | 顧客満足


画像

 Eコマース(EC)が登場しても、実店舗を構える小売業者が姿を消すことはなかった。例えば市場調査会社Statistaの報告によれば、全米の2018年第4四半期の小売販売売上で、ECが占める割合はたった9.9%だったという。市場の状況を受けて、EC大手のAmazon.comも幾つかの実店舗の運営を手掛けるようになっている。

 一方でWalmart、Target、Best Buyなどの実店舗を構える小売業者がECに本格参入している。こうした企業にとって、ECの売上を大きくするだけでは十分とはいえない。もう一つの目標は、実店舗で買い物する際のカスタマーエクスペリエンス(CX:顧客経験価値)を向上させることだ。

 この目標を達成する上で重要な役割を果たすのが、人工知能(AI)技術だ。AI技術の一つであり、画像処理を通じてその内容を認識し、理解する「コンピュータビジョン」は、小売業者での導入が進んでいる。小売業者がCXの向上に取り組む上で、店舗でのコンピュータビジョンの使用がどう役立つかを詳しく見てみよう。

コンピュータビジョンが買い物時間を短縮

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。