Windows 10に移らず「Windows 7」を使い続ける人は何を期待しているのか?手間とコストは覚悟しなければならない

「Windows 10」に移行すべきであることは理解していても、「Windows 7」を使い続けたいと考える企業は少なからずある。相応の対処が必要になるにもかかわらず、なぜWindows 7にとどまろうとするのか。

2019年10月26日 08時30分 公開
[Gary OlsenTechTarget]
画像

 「Windows 7」デバイスをまだ数多く使っている企業は、そろそろOSを「Windows 10」にアップグレードすべきだ。だがWindows 7は人気の高いOSであり、使い続けるれっきとした理由もある。特定の状況では、Windows 7を使い続ける方が理にかなっている場合もある。

 MicrosoftはWindows 7の人気を踏まえ、ユーザーが「Windows 8」からWindows 7にダウングレードできるオプションを用意した。Windows 10のリリース後1年間、Windows 7からWindows 10に無料で自動アップグレードできるようにしたのも、Windows 7の根強い人気と無関係ではない。

 2020年1月14日にWindows 7の延長サポートが終了する。オフィススイート「Office 2019」はWindows 7では利用できない。企業にとって、サポート期限が切れたOSを使用するのは、賢明でも経済的でもない。Microsoftや、運用保守を支援するサードパーティーは、問題解決を保証するのではなく、限定的な問題解決をするにとどまるだろう。新しい問題が見つかった場合も、無料のパッチは提供されない。

それでもWindows 7を使い続けたくなる理由とリスク

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news066.jpg

Metaに潰されないために残された生き残りの道は?――2025年のSNS大予測(Snapchat編)
若年層に人気のSnapchatだが、大人にはあまり浸透していない。一方で、AR(拡張現実)開...

news150.jpg

「猛暑」「米騒動」「インバウンド」の影響は? 2024年に最も売り上げが伸びたものランキング
小売店の推定販売金額の伸びから、日用消費財の中で何が売れたのかを振り返るランキング...

news110.jpg

Netflixコラボが止まらない 「イカゲーム」シーズン2公開で人気爆上がり必至のアプリとは?
Duolingoは言語学習アプリとNetflixの大人気ドラマを結び付けたキャンペーンを展開。屋外...