現在利用しているクライアントOSのバージョンによって、「Windows 10」への適切なアップグレード方法は異なる。バージョン別の最適なアップグレード方法を探る。
企業のIT部門が社内のOSを「Windows 10」に移行することを考える際、アップグレードから何を得るかも考えるべきだろう。
新しいOSにアップグレードすると、エンドユーザーのデータを失ったり、互換性の問題にぶつかったりする。それでもWindows 10へのアップグレードでは、失うものより得るものの方がはるかに多い。
旧バージョンのWindowsがサポート終了を迎えることを除いても、Windows 10には管理性やエンドユーザーの操作性、セキュリティなど数々の利点がある。生体認証機能の「Windows Hello」を追加し、「グループポリシーオブジェクト」(GPO)とディレクトリサービスの「Active Directory」も強化されている。GPOは、コンピュータやエンドユーザーの設定を一元管理する「グループポリシー」の集合体のことを指す。
Windows 10への移行が完了した後も、IT担当者には難題が待ち受けている。ただし慎重にプロセスを計画し、利用可能なアップグレードパスをよく検討すれば、スムーズに移行を進めることができる。
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