2019年11月27日 05時00分 公開
特集/連載

いまさら聞けない「ゼロクライアント」と「シンクライアント」の違いを比較「できないこと」がセキュリティ強化になる

「ゼロクライアント」と「シンクライアント」はよく似ているが、得られるメリットや利用条件に違いがある。どちらを選べばよいのかを理解するために、両者の違いを整理しよう。

[Robert Sheldon,TechTarget]
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 コストの削減、メンテナンスの簡素化、セキュリティの強化、節電効率の向上など、「シンクライアント」にも「ゼロクライアント」にも多くのメリットがある。ゼロクライアントとシンクライアントという2種類のデバイスを比較する論争では、微妙な差異で競うことになる。例えばシンクライアントは、どちらかといえば通常のPCを簡素化したものだ。一方ゼロクライアントはPCのディスプレイに近い。

ゼロクライアントとシンクライアントの違い

 シンクライアントはローカルでOSを実行し、HDDなどのローカルストレージが必要で、リムーバブルストレージを利用できる。複数の画面転送プロトコルも利用可能だ。これに対してゼロクライアントは、ローカルではOSを実行せず、ローカルストレージがなく、リムーバブルストレージも使えない。そして通常、ゼロクライアントは単一の画面転送プロトコルに特化している。

 両デバイスの物理的な違いは、ゼロクライアントの方がメンテナンスしやすく、アップデートの頻度が少なく、IT部門の管理・サポートコストを最小限に抑えられることだ。加えてゼロクライアントは構成要素が少ないため、シンクライアントよりも設定と構成が簡単で素早く完了する。

ゼロクライアントの制限がもたらす利点と欠点

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