IT担当者が知っておくべきディスク管理用語
Windows 10の「ボリューム」と「パーティション」は何が違うのか?
「ディスクの管理」は、「Windows 10」管理者に役立つ重要な機能だ。使いこなすには「ボリューム」「パーティション」の違いや「ベーシックディスク」「ダイナミックディスク」の違いを理解する必要がある。
「Windows 10」の「ディスクの管理」機能は、アプリケーションとデータを円滑に運用できるようにディスクを構成できる。ただし管理者は、Windows 10のディスク管理で苦労する可能性がある。用語が紛らわしかったり、ディスクの管理機能そのものが分かりにくかったりするからだ。Windows 10管理者は、ディスクの管理機能やサードパーティーのディスク管理製品を使いこなせるように、以下のディスク関連用語に精通しておいた方がよい。
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ディスク
ディスクの管理機能における「ディスク」は、データを保存するための物理デバイスを指す。その中には
- HDDやSSD(ソリッドステートドライブ)といった内蔵ディスク
- USBメモリなどのリムーバブルディスク
- オーディオCDやDVDなどの光学ディスク
が含まれる。ただし以下で紹介する用語に含まれる「ディスク」は、必ずしも物理的なディスクを示しているわけではない。
ボリュームとパーティション
一部の人は「ボリューム」と「パーティション」という2つの用語を混同しており、そのためにIT担当者を多少混乱させることがある。ボリュームはファイルやフォルダなどを保存する論理的な領域、パーティションはボリュームに割り当てるディスクの物理区画のことを指す。
ボリュームには1台のディスク内だけに閉じた「シンプルボリューム」もある。パーティションは、適切なファイルシステムでフォーマットすることで、OSやアプリケーションを含むデータを保存できるようになる。
ベーシックディスク
ディスクの管理で扱うディスクタイプは2種類ある。さまざまなOSで利用されている基本的なディスクタイプが「ベーシックディスク」だ。データを保存するために適切なファイルシステムでフォーマットされたパーティションと論理ドライブを含む。パーティションをそのままボリュームとして利用する。
ベーシックディスクは基本的な「MBR(マスターブートレコード)形式」と、2TB超のファイルを扱える「GPT(GUIDパーティションテーブル)形式」という2種類のパーティション形式を利用できる。Windows 10のデフォルトのディスクタイプはベーシックディスクだ。
ダイナミックディスク
Windows 10をはじめとする「Windows」独自のディスクタイプである「ダイナミックディスク」は、複数のディスクを使った「フォールトトレラントボリューム」を作成できる点でベーシックディスクと異なる。フォールトトレラントボリュームには、同じデータを2つのディスクに書き込むRAID 1(ミラーリング)構成の「ミラーボリューム」と、データから「パリティ」という誤り訂正符号を生成して、3台以上のディスクに分散して書き込むRAID 5構成の「RAID-5ボリューム」がある。
ダイナミックディスクはベーシックディスクよりも管理性が高い。制約はあるものの、ベーシックディスクからダイナミックディスクへ、ダイナミックディスクからベーシックディスクへの変換は可能だ。ベーシックディスクからダイナミックディスクへの変換は、ボリュームの拡張に制約が掛かることがある。ダイナミックディスクからベーシックディスクへの変換は、ディスク内の全てのデータおよびボリュームを削除することが条件となる。
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