デザイン性に配慮したHPの2-in-1デバイス「HP Elite Dragonfly」の新モデルは、外出先で安心して使うための機能を盛り込んでいる。技術見本市「CES 2020」の展示内容を基に説明する。
技術見本市「CES 2020」でHPが紹介した「HP Elite Dragonfly」は、同社が2019年に発売した同名機種の後継モデルだ(写真1)。13.3型ディスプレイを備えたHP Elite Dragonflyは、薄型、軽量、高耐久という、ビジネス向け「Windows 10」搭載2-in1デバイス(ノートPCとしてもタブレットとしても利用できるデバイス)にとって重要な特性を備えている。
デザイン性も特徴の一つで、「ドラゴンフライブルー」と呼ばれるカラーと、CNC(コンピュータ数値制御)加工による頑丈なマグネシウム製筐体は、美しい外観と高耐久性を両立させている。環境にも配慮しており、HPによると機械部品の82%に再生材を使用している。
最小構成の重量は1キロ未満で、Appleのノート型デバイス「MacBook Air」(1.25キロ)より200グラム以上軽い。360度開閉するヒンジを有し、タブレットモードと、筐体を逆V字型にするテントモードで利用できる。
プロセッサとしてIntelの「Intel Core vPro」を搭載する。HP Elite Dragonflyは「5G」(第5世代移動体通信システム)による通信が可能なノートPCだ。米国では既にSprintが5Gの商用サービスを開始している。HP Elite Dragonflyが採用するLTE/5G両用モデム「Qualcomm X55」により、他の通信事業者の参入も期待できる。
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