Zoomなどの「Web会議」はなぜ危険か? セキュリティ確保が難しい理由を解説「Web会議セキュリティ」の傾向と対策【第1回】

在宅勤務などのテレワークの広がりに伴い、Web会議ツールのセキュリティが重大な問題となっている。Web会議ツールのセキュリティ確保には幾つかの問題がある。どのような問題があるのか。

2020年07月09日 08時30分 公開
[Tsahi Levent-LeviTechTarget]

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セキュリティリスク | Web会議


 2020年は、Web会議ツールが飛躍した年だ。これまでWeb会議ツールは徐々に進化し、緩やかなペースで導入されてきたが、わずか数カ月で市場規模が急激に拡大した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行に伴い、在宅勤務などのテレワークが一般化する中で、Web会議ツールが脚光を浴びたからだ。

 Web会議ツールの脆弱(ぜいじゃく)性も明らかになった。例としてZoom Video CommunicationsのWeb会議ツール「Zoom」のセキュリティ問題は、暗号化の不備に加え、第三者が会議に乱入して迷惑行為を働く「Zoombombing」(Zoom爆撃)などが広く報じられている。こうした問題は、Web会議ベンダーがセキュリティ確保において直面する課題を浮き彫りにしている。

Web会議ツールが危険な理由

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