2021年07月05日 05時00分 公開
特集/連載

AI企業を買収する側とされる側、それぞれの事情AI市場に押し寄せるM&Aの波【前編】

新型コロナウイルスの流行に伴って、AIソフトウェア関連の合併買収(M&A)が活発化している。その背景には何があるのか。

[Paula Rooney,TechTarget]

 2021年の4〜5月の2カ月間に、AI(人工知能)ソフトウェア関連のM&A(合併と買収)が相次いだ。Microsoftは同年4月、200億ドルで音声認識ベンダーNuance Communicationsを買収すると発表。同年5月には機械学習ベンダーDataRobotがデータ分析ベンダーZeplの買収を、視線追跡ベンダーSmart Eyeが感情認識ベンダーAffectivaの買収を発表した。

 AIソフトウェアベンダーのM&Aは急ピッチで進んでいる。2021年前半に明らかになった注目すべき案件だけで、

  • パナソニックがSCM(サプライチェーン管理)ベンダーBlue Yonderの71億ドルでの買収を2021年4月に発表
  • 意思決定支援ベンダーBigBear(BigBear.aiの名称で事業展開)と同業のGigCapital4が両社の合併を2021年6月に発表
  • IBMがネットワークパフォーマンス管理ベンダーTurbonomicの買収を2021年4月に発表
  • 営業活動自動化ベンダーPeople.aiがCRM(顧客関係管理)システムの生産性向上ベンダーHero Researchの買収を2021年5月に発表

などが挙げられる。「RPA」(ロボティックプロセスオートメーション)分野では、UiPathがAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)管理ベンダーCloud Elementの買収を2021年3月に発表した。

M&Aが流行する背景

 「今後は間違いなくM&Aの案件が増える」と、調査会社Futurum Researchのアナリストであるフレッド・マクリマンズ氏は語る。その背景には何があるのか。

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