コロナ禍が早めた「デジタルヘルスケア」の普及 湾岸諸国で急進の医療IT改革湾岸諸国の医療IT事情【前編】

湾岸諸国の医療機関では、生活習慣病をはじめとする慢性疾患の管理に医療ITを活用する機運が高まっている。その要因とみられるのが、コロナ禍をきっかけとした健康意識の変化だ。何が起きているのか。

2021年09月03日 05時00分 公開
[Alicia BullerTechTarget]

関連キーワード

アプリケーション | 業務改善 | 医療IT


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の中、湾岸諸国の医療機関は前例を見ないプレッシャーにさらされている。湾岸諸国も世界の他の国や地域に違わず、従来の治療プロセス(特に感染症の追跡と患者の隔離治療)について再評価を迫られた。

 危機が収まるにつれて、医療政策についての重要な教訓が得られ、「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。ここで言うデジタルヘルスケアとは、医療ITとデジタルコミュニケーションを広く網羅した概念だ。デジタルヘルスケアは医療をよりシンプルにして受診を容易にし、医療費を下げることが期待されている。

中東・北アフリカで注目される、慢性疾患のケア技術

ITmedia マーケティング新着記事

news149.jpg

最も利用率の高いショート動画サービスはTikTokではない?
ADKマーケティング・ソリューションズは、ショート動画に関する調査結果を発表しました。

news131.jpg

古くて新しいMMM(マーケティングミックスモデリング)が今注目される理由
大手コスメブランドのEstee Lauder Companiesはブランドマーケティングとパフォーマンス...

news087.png

Yahoo!広告 検索広告、生成AIがタイトルや説明文を提案してくれる機能を無料で提供
LINEヤフーは「Yahoo!広告 検索広告」において、ユーザーが誘導先サイトのURLを入力する...