新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の中、湾岸諸国の医療機関は前例を見ないプレッシャーにさらされている。湾岸諸国も世界の他の国や地域に違わず、従来の治療プロセス(特に感染症の追跡と患者の隔離治療)について再評価を迫られた。
危機が収まるにつれて、医療政策についての重要な教訓が得られ、「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。ここで言うデジタルヘルスケアとは、医療ITとデジタルコミュニケーションを広く網羅した概念だ。デジタルヘルスケアは医療をよりシンプルにして受診を容易にし、医療費を下げることが期待されている。
湾岸諸国および中東では、がんや糖尿病といった非感染性疾患(NCDs)が急増している。コロナ禍で運動不足が続く不健康な生活習慣が原因とみられる。
国際糖尿病連合(IDF)によると、2019年に中東・北アフリカ(MENA)地域では20〜79歳の成人5500万人以上が糖尿病を抱えて暮らしている。この数字は2045年までに1億800万人に増加するとIDFは予測する。これを受けて、この地域の各政府は病気の傾向を追跡し、慢性疾患の患者が治療スケジュールを守るよう監視する技術に目を向け始めている。
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