2022年09月29日 05時00分 公開
特集/連載

セキュリティ担当者が悩む“ありがちで深刻な問題”とは?データで分かるセキュリティ担当者の「本音」【中編】

セキュリティ担当者は仕事でさまざまな悩みを抱えていることが英国の調査で分かった。中には仕事を続ける妨げとなる深刻な問題もある。それは何なのか。

[Alex ScroxtonTechTarget]

関連キーワード

セキュリティ | CSO | サイバー攻撃


 英国のセキュリティ研究機関Chartered Institute of Information Security(CIISec)のレポート「The Security Profession in 2021-22」から、同国企業のセキュリティ担当者の「本音」が浮き彫りになった。セキュリティ業務の手順が標準化されておらず、セキュリティ担当者はさまざまなストレスを抱えている。実はもう一つの「深刻な問題」がある。それはセキュリティ担当者のモチベーションの低下に直結する。

セキュリティ担当者を襲う“深刻な問題”の正体

併せて読みたいお薦め記事

連載:データで分かるセキュリティ担当者の「本音」

セキュリティ担当者のキャリアづくりのこつ


 CIISecによれば、英国ではセキュリティの仕事に就きやすくなりつつある。攻撃の増大や複雑化によるセキュリティ市場の成長を背景に雇用機会が潤沢だという。

 セキュリティの仕事を得やすいからといって、全員が「幸せ」というわけではない。CIISecによると、セキュリティ担当者の間のいじめや嫌がらせが深刻な問題になっている。これらによって仕事の意欲が下がり、それが企業にとってのセキュリティリスクになると同社はみる。今回の調査では、「いじめや嫌がらせについて社内で相談できる人がいない」と回答した人は約2割いた。

 他には「セキュリティの課題」について、70%の回答者が「人」を挙げた。「技術」(17%)や「セキュリティ対策の手順」(13%)を大きく上回った形だ。技術の採用にとどまらず、セキュリティに対する企業文化を変えることも、セキュリティを高める上で重要であることが分かった。

 「個人的な成長の課題」としては、回答者の大半が「スキル不足」「研修を含めたサポート体制が不十分なこと」「職場での人間関係の難しさ」を挙げた。望むことについては、「給与の引き上げ」「昇進の機会」「仕事内容の多様化」「自律性の向上」「研修の強化」といった回答があった。


 後編は、セキュリティ担当者がダイバーシティー(多様性)についてどうみているのかを紹介する。

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news046.png

B2Bマーケティング支援のFLUED、国内のEC/D2C企業20万社のデータベース「StoreLeads」を提供開始
B2Bマーケティング・営業DXを支援するFLUEDは、カナダのLochside Softwareが提供するECサ...

news054.jpg

サブスク動画配信サービスの市場規模が5000億円超え 最もシェアを伸ばしたサービスは?――GEM Partners調査
定額制動画配信サービスの市場規模は2020年以降、堅調に拡大しています。ただし、成長率...

news044.jpg

ビルコム、PR効果測定ツール「PR Analyzer」に海外ニュースのクリッピング機能を追加
ビルコムは、クラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」に新機能「海外メディアクリッピ...