パンデミックに伴う自粛期間を経て、対面活動が活発化し始めたことは、ギークへの贈り物を選ぶ際の重要な検討材料になる。ギークの空の旅を快適にする贈り物など、状況の変化を踏まえた贈り物の候補を紹介する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)による自粛期間を経て、対外活動が活発化し始めた2022年。リアルのカンファレンスや、飛行機を使った遠隔地への出張が再開し始めた。米TechTargetのギーク(技術オタク)が毎年選定している「ギークへの“最高の贈り物”リスト」は、こうした動きを反映している。
空の旅を楽しむギークにとって厄介なのは、主要航空会社がシートモニター(飛行機の座席後部に設置する多目的ディスプレイ)を通じて提供する、機内エンターテインメントシステムだ。機内エンターテインメントシステムに周辺機器を接続する場合、ほとんどの場合はステレオミニジャックなどの有線接続端子を使う必要がある。Bluetoothで接続することを好むギークは、有線接続は“過去のもの”だと捉えている。
有線接続端子に取り付けることでBluetoothデバイスの無線接続を可能にする「Bluetoothトランスミッター」を使えば、機内エンターテインメントシステムで、Appleのイヤフォン「AirPods」などのBluetoothデバイスを利用できる。米TechTargetのギークが贈り物の候補として挙げるBluetoothトランスミッターには、Shenzhen Ymoo Technologyの「YMOO」やTwelve Southの「AirFly」がある。
対面活動の再開が本格化する中、一部のギークはモノより体験を求める可能性がある。そうしたギークには映画鑑賞チケットを贈って、映画館で『Avatar: The Way of Water』(アバター:ウェイ・オブ・ウォーター)などの新作映画を一緒に鑑賞するのが手だ。映画『Harry Potter』(ハリー・ポッター)シリーズで使用の衣装や小道具などを見学できる「Harry Potter Studio Tour」など、マニアックなテーマパークのチケットも選択肢となる。
ギークの一人は、IT業界で働く人々について「良くも悪くも、総じて十分なお金を持っており、欲しいものがあれば自分で購入できる」と主張する。パンデミックがもたらしたソーシャルディスタンス(社会的距離)確保が「習慣になった」と語るこのギークは「ホリデーシーズンには友人とゆっくり過ごしたい」と語る。具体的には友人を食事に連れて行ったり、手作りのものを食べさせたりするという。
第4回は、ギークが関心を寄せる音楽関連の贈り物候補を紹介する。
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