贈り物を選ぶ際は、送り先の人の好みを考慮するとよい。相手が音楽好きのギークの場合、どのような贈り物が喜ばれるだろうか。日本発の「オタマトーン」など、ギークお薦めの贈り物候補を紹介する。
ギーク(技術オタク)がどのような興味や趣味を持っているのかは、当然ながらギークによって異なる。米TechTargetのギークが毎年選定している「ギークへの“最高の贈り物”リスト」2022年版のサプライズテーマは「音楽」だ。
米TechTargetのギークが愛用している電子楽器の一つに、明和電機とキューブが共同開発した日本発の「オタマトーン」がある。タッチセンサーを備えた電子楽器であるオタマトーンは、見た目はやや“ふざけている”ように見える。だが熟練した人の手に掛かると、人の声に近い、驚くほど感動的な音楽を奏でることができる。「うちの娘はこれを欲しがっているんだ」と、米TechTargetのギークの一人は語る。
シンセサイザーや「ニュー・ウェイブ」(1970年代から1980年代前半までのロック音楽の潮流)の黎明(れいめい)期を覚えているギークはいるだろうか。こうしたギークの中には、SF(サイエンスフィクション)映画にも登場する電子楽器「テルミン」を使って、憧れのロックスターのまねをしたいと考える人がいる可能性がある。
GaudiLabsの「OpenTheremin」とArduinoの同名SBC(シングルボードコンピュータ:必要最小限の要素を備えたコンピュータ)を組み合わせることで、「自分でテルミンを組み立てることができるようになった」と、ギークの一人は語る。OpenThereminは、テルミン自作用のオープンソースソフトウェア/ハードウェアキットだ。
電子楽器で演奏するとき、時間を計るためにメトロノームが役に立つ。知り合いのギークが“究極のテンポ調整機器”として推奨するのが、KORGのデジタルメトロノーム「KDM-3」だ。「曲の演奏を学ぼうとしているなら、これは必要以上にオプションの多い、絶対的にばかげた“やり過ぎメトロノーム”だ」と、このギークは持論を展開する。
自宅で働く音楽好きのギークには、Logitecが「Blue」ブランドで販売するマイク「Yeti」(同社米国公式サイトで129.99ドル)が喜ばれる可能性がある。Yetiは1台でさまざまな役目をこなす。あるときはWeb会議用マイク。あるときはポッドキャスト録音装置。そしてあるときは、PCを起動していなくても録音できるダイレクト入力マイクだ。ダイレクト入力マイクとしてのYetiは、ボーカルやギターなどの録音に適する。本体にあるリング状のLED(発光ダイオード)ライトは、ディスコのようなマルチカラーでの点滅が可能だ。
楽器を演奏するギークが自分の努力の成果を楽しむときや、音楽好きギークがお気に入りの曲でリラックスするときに利用できるBluetoothスピーカーには、豊富な選択肢がある。米TechTargetのあるギークは、鈴木楽器製作所の子会社、Hammond USAの「Baby Leslie BT-122」に目を付けている。レトロなルックスのBluetoothスピーカーであるBaby Leslie BT-122は、電子オルガン向けスピーカー「Leslie 122」に似たレトロなデザインを採用している。
第5回は、テレワーク中のギークに適した贈り物候補を紹介する。
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